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2023年への羅針盤 中山哲志マニフェスト

更新日:2020年3月2日

 

こんにちは中山 哲志です。

  大刀洗町は安丸町政3期12年間で大きく変わりつつあります。この間、地方債残高を41億円減額する一方、基金を14億円積み増しするなど財政の健全化を図るとともに、日本全体で人口減少・少子高齢化が進展する中、減少傾向にあった本町の人口や子どもの数は増加に転じています。また、新しい事業にも積極的に挑戦する職員も増えてきています。
  この流れを逆行させてはなりません。​​​​​​私は安丸町政の政策を継承し、地域の皆様と対話を繰り返しながら、良い政策はどんどん伸ばし、改善が必要な政策は改善し、地域の絆や人と人との「つながり」を大切にした町政を目指します。

財政の健全化 と 三本柱

財政の健全化

  1. 子育て支援と教育環境の充実
  2. 町民の皆様の健康づくり
  3. 地域づくり

  
  
現在、大刀洗町は財政の弾力性を示す経常収支比率が県下トップクラスで推移するなど健全な財政状況と言えます。しかしながら、少子高齢化の進展に伴う扶助費の増加等、今後、厳しい財政状況が見込まれています。

  このため、引き続き、効率的な行財政運営に努めるとともに、大刀洗の未来のために子育て支援と教育環境の充実に取り組みます。具体的には、大堰保育園の建替えに合わせた入所定員の増加や、保育士確保対策の充実、認可保育所への入所を希望しながら入所できず認可外保育施設等を利用する保護者への一部補助など待機児童対策に取り組むとともに、子ども医療費助成の対象拡大、病児保育の実施等、子育てしやすいまちづくりを推進します。

  また、豊かな心·確かな学力·健やかな体の調和のとれた自立できる子ども達の育成のため、英語が苦手な子ども達が多い実態を踏まえ、ALTの増員や英語検定の実施等学力向上に向けた取組みを強化する一方、トークフォークダンス等の大人と子どもの対話の場づくりを通じてコミュニティスクールの充実に取り組みます。

  町民の皆様の健康づくりでは、食育や運動習慣の重要性を踏まえ、高齢者の皆様の健康づくりの更なる充実を図るとともに、新たに若年者の健康習慣対策にも取り組みます。また、胃内視鏡検診の導入等、ガンの早期発見及び検診受診率の向上対策に取り組みます。

  地域づくりでは、町民ファシリテーターの育成等を通じて地域での対話の場づくりを支援するとともに、さくら市場やドリームカフェ等、町民の皆様の「やってみたい」気持ちや活動を応援します。

 

 

重要施策の着実な前進

  1. 安全・安心の確保
  2. 男女共同参画の推進
  3. 福祉の充実
  4. 産業の振興
  5. 文化財の保護

  
  
大堰踏切の改良など安全·安心の確保に取り組むとともに、審議会での女性委員比率40%等男女共同参画を推進します。

  また、地域福祉地域共生社会の実現を目指して地域での助けあい支えあいの仕組みを支援するなど福祉の充実に努めるとともに、国道322号バイパスの整備や本郷基山線等の通学路の歩道整備を促進します。

  産業の振興では水路等農業用施設の老朽化対策に取り組むとともに、企業誘致では準工業地域での都市計画道路の整備など都市計画の見直しを検討します。

  文化財の保護では、今村天主堂を後世に引き継ぐため耐震化を推進するとともに、教会関連資料を含む文化財の展示のため、保管スペースが不足している文化財事務所の上高橋町営住宅跡地への移転整備を検討します。また、三原城址及び佐々木家住宅の保存・活用を応援します。

 

 

新たな挑戦

  安丸町政で新たに挑戦してきた「住民参画の推進」「住民サービスの充実」「稼ぐ町政への挑戦」「定住促進対策」「タウンプロモーションの推進」「職員の人材育成と能力開発」に引き続き取り組むとともに、大刀洗町の10年後、20年後の未来を見据え、新たに次の対策を地域の皆様と一緒に考え、取り組んでいきます。

 

 

第一に、防災力の強化です。

  大刀洗町では一昨年、昨年、今年と3年連続で数十年に一度の大雨に見舞われ、菅野橋の落橋をはじめ農地や農業用施設に大きな被害が生じています。

  このため、大刀洗川や陣屋川の整備促進を県に働きかけるとともに、消防団員が定員割れの現状を踏まえ、団員OBや女性団員による「機能別分団」の設立等消防団の強化や、校区での防災士の育成支援、 防災専門官の増員、中央公民館の避難所機能強化、内水排除用ポンプの配備等、防災力の強化に取り組みます。

 

第二に、交通弱者対策です。

  大刀洗町は近隣に大規模商業施設や医療機関も多く、車を運転される方には便利な地域ですが、車を運転しない高齢者にとっては通院や買い物の移動手段の確保は切実な問題です。現在、大刀洗校区では地域の皆様の力で校区巡回バスが運行されていますが、今後、町内全域で地域の特性や利用者のニーズに沿った持続可能で効率的な方策を検討していく必要があります。このため、既存の公共交通の維持確保対策を推進するとともに、通院や買い物への交通手段の確保対策に取り組みます。

 

第三に、地域で経済が循環する仕組みです。

  大刀洗町では四季折々、とても美味しい農産物が栽培されていますが、道の駅や大規模な直売所はなく、福岡市等でのプロモーションの際に「この野菜はどこで買えますか」「どこで食べられますか」と聞かれます。また、町内には小中学校や保育園をはじめ給食を提供する福祉施設が多くあり、これらの施設が地元産の農産物を利用しやすい仕組みがあれば、地域で経済が循環していきます。大刀洗町では「さくら市場」やふるさと納税の返礼品、プレミアム付商品券の発行等を通じて、地域での経済循環を応援してきましたが、今後より一層、地産地消を推進し、町外からも人を呼び込み、町内でお金を落としていただくためには何が必要か、地域で経済が循環する仕組みを検討していきます。

 

第四に、担い手の確保です。

  大刀洗町でも農家の減少や高齢化が進んでおり、新規就農者の確保等、新たな担い手の確保が大きな課題となっています。また、これまで各種地域活動を支えていただいた皆様の多くは60代後半から70代であり、将来を見据えた次世代の担い手の確保·育成が必要です。このため、「地域おこし協力隊」制度の活用等、新規就農者の確保·育成に取り組むとともに、地域での新たな担い手の確保のためにはどうすべきか、地域の皆様と一緒に考え取り組んでいきます。

 

第五に、空き家対策の強化です。

  今回、町内各地域を歩き対話を繰り返す中で、改めて地域での空き家の増加と空き家問題の深刻さを実感しました。このため、危険な空き家の撤去を推進するとともに、空き家バンクの充実等、空き家対策の強化に取り組みます。

お問い合わせ

総務課 秘書係

電話:(0942)77-0171 ファックス:(0942)77-3063

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