マニフェストの進捗状況をお知らせします ~ 3年目
更新日:2023年2月27日
町長に就任してから3年が経過しました。コロナ禍もあり、十分に取り組めていない施策もありますが、この間のマニフェストの進捗状況をお知らせします。
財政の健全化と三本柱
令和3年度決算では就任前の平成30年度決算に比して、地方債残高を11億円縮減する一方、基金を13億5千万円積み増しています。また、財政の弾力性を示す経常収支比率は78.6と4.9ポイント、財政力指数は0.473と0.006向上しています。
子育て支援と教育環境の充実では、大堰保育園の新園舎が竣工するとともに、菊池校区におおぞら保育園が開園し、平成27年10月から続いてきた待機児童解消に目処が立ちました。また、認可外保育施設等を利用する保護者への補助制度を創設した他、県の制度改正を踏まえ、子ども医療費助成の対象拡大と町独自の上乗せ助成を実施しています。さらに、外国語指導助手(ALT)を小学校にも配置するとともに、中学校での英語検定へ助成する他、全小学校のトイレ改修や、1人1台のパソコンや電子黒板を活用したGIGAスクール構想に取り組んでいます。また、新たに大刀洗公園の複合遊具をリニューアルしました。
町民の皆様の健康づくりでは、各種データ分析を踏まえ、高齢者の保健事業と介護予防事業を一体的に実施するとともに、集団検診での若年者健診を開始しています。また、がん検診事業に胃内視鏡検診を導入したほか、ワクチン接種など新型コロナウイルス感染症対策に取り組むとともにインフルエンザ予防接種にも助成しています。さらに、大刀洗公園のウォーキングコースのリニューアルや㈱ピエトロと連携した保育園での食育イベントに取り組んでいます。
地域づくりでは、町内外の人が交流・対話を深める「つながりの学校“PLAT”」を開講するとともに、校区センターでゴミの3Rを起点にコミュニティの活性化を目指した社会実験を開始しています。
重要施策の着実な前進
安全・安心の確保では、福岡県と協議を重ね、都市計画道路を見直し、大堰踏切の改良を福岡県の新規事業着手箇所に採択いただきました。
男女共同参画の推進では、第2次男女共同参画推進計画を策定するとともに、男女共同参画推進団体を新たに立ち上げ、福祉の充実では、第2期地域福祉計画や第6期障害福祉計画(第2期障害児福祉計画)を策定するとともに、新たに認知症予防音楽サロン事業や障がい児のデイサービスの整備に取り組んでいます。
産業の振興では、引き続き、大刀洗北部地区ほ場整備事業や暗渠排水事業に取り組むとともに、園芸施設等整備事業の補助対象を拡大しています。また、コロナ禍や近年の災害を踏まえ、園芸産地労働力代替緊急支援事業やスマート農業推進強化事業等の活用や、収入保険加入への助成、被災農家への支援等に取り組むとともに、休業要請協力金や中小企業緊急支援金、中小企業等事業継続支援金、家賃軽減支援金、プレミアムクーポン券の発行を通じて、町内の農業者や事業者を支援しています。
文化財の保護では、今村天主堂の耐震化や三原城の発掘調査等に取り組んでいます。
新たな挑戦
防災力の強化では、菅野橋をはじめ災害復旧や鵜木川の整備、床島地区の内水排除に向けた調査や、流域治水の観点からため池の浚渫に着手するとともに運動公園のグラウンドを再整備しています。国・県事業では、小石原川合流地点の筑後川の浚渫や、小石原川、大刀洗川、陣屋川の災害復旧や護岸整備の他、有本橋や猪ノ本橋の架け替えに取り組むとともに、流域治水の観点から調節池の整備を検討しています。また、消防団に内水排除用ポンプ等の資材を配備するとともに、機能別消防団員の制度を創設した他、防災士の育成を支援するとともに、避難所機能を強化した中央公民館の大規模改修や防災備蓄倉庫の整備に取り組んでいます。さらに、ハザードマップを改定し全戸配布した他、防災ラジオの貸出対象を拡大するとともに、新たにテレビのdボタンやLINEを活用した情報発信や屋外防災無線の整備に取り組んでいます。
交通弱者対策では、引き続き、甘木鉄道や西鉄路線バス北野線の維持確保対策に取り組むとともに、西鉄本郷駅及び大堰駅近くに送迎用の自動車待機場の整備や、移動スーパーへの支援、町内巡回バスの試行運行に続き、「ひばり号」の運行を開始しました。
地域で経済が循環する仕組みでは、コロナ禍を踏まえ、町民の皆様の暮らしと町内の事業者を応援するため、全住民にプレミアムクーポン券を配布するとともに、商工会のプレミアム付商品券のプレミアム率及び発行額を拡大しています。
担い手の確保では、将来の地域農業やあり方について、「人・農地プラン」を策定し、担い手の確保・育成に取り組んでいます。また、新たに新規就農セミナーを開催しました。
空き家対策では、緊急的な危険回避に必要な最小限度の措置を可能とするよう条例を改正するとともに、危険な空き家の撤去を推進するため不良空家等除却の補助制度を創設した他、空き家の利活用に向け地域おこし協力隊も活動しました。
この他にも、今年度の住民協議会では「歴史ある住宅と城跡の未来」をテーマに審議いただくとともに、「出前トーク」「たちよりトーク」など住民参画の推進に取り組んでいます。また、役場窓口でのPay PayやLINE PAY等のキャッシュレス決済や押印見直しなど住民サービスの充実や、ふるさと納税など稼ぐ町政への挑戦、スカイラーク大堰駅前の竣工や結婚新生活支援事業など定住促進対策にも取り組むとともに、タウンプロモーションの推進では、コロナ禍を踏まえ、感染予防策を徹底した上で枝豆収穫祭を開催した他、オンラインでの交流イベント等を開催しています。併せて、慶応大学SFC研究所と連携した「大刀洗みらい研究所」の開設や内閣府への研修派遣など職員の人材育成と能力開発にも取り組んでいます。
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